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麻しん(はしか)に注意しましょう
「麻しん(はしか)」の感染事例が報告されています。海外渡航後の感染、国内での感染にも注意が必要です。
麻しん(はしか)とは
麻しんウイルスの感染によって起こります。感染力が強く飛沫感染・接触感染だけではなく、空気感染もあり、人から人に移ります。
感染力が非常に強く、免疫が不十分な人が感染すると、高い確率で発症します。
症状
高熱、咳、鼻汁、眼球結膜の充血、めやに、発疹と主症状とします。
最初3~4日は38℃前後の熱で、一度下降し、再度39~40℃の高熱と発疹が出ます。高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。
主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があります。医療が発達した先進国であっても、1,000人に1人が死亡するといわれています。
海外から帰国した後2週間程度は健康状態に注意しましょう。
予防接種が有効です
感染力が強いため、空気を介して人から人へと移るため、手洗いやマスクだけでは予防できません。
ワクチン接種が有効であり、2回の接種が推奨されています。
定期予防接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)、医療・教育関係者、海外渡航を計画している方は、
予防接種が済んでいるか確認しましょう。
過去に麻しんにかかったことがなく、予防接種を受けたことがない方は予防接種を検討しましょう。
症状がある場合
医療機関に電話等で麻しんの疑いがあることを伝え、以降は医療機関の指示に従ってください。
医療機関への移動の際は、公共交通機関の利用は可能な限り避けましょう。