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令和4年2月16日付けで「トウベツアカマツセイウチ化石」を当別町文化財に指定しました。
絶滅した初期のセイウチ科の化石で、時代は中新世後期で約1,000~950万年前である。1977年 当別町青山の当別川流域でクジラの化石が発見され、1998年 その化石の中にセイウチ科の化石が含まれている可能性が高いとのことで、国立科学博物館で研究することになった。
セイウチ科の化石は1,300万年前から900万年前にかけての記録が少なく、当別川で産出された化石はセイウチ科の進化の空白を埋める貴重な標本となっている。
国際的にも貴重な標本の取り扱いには慎重さが求められ、町内には化石の保存管理に適した施設がないため、2015年から北海道大学総合博物館に寄託をしている。
現生のセイウチは長いキバを持つが、この標本のキバが短く、トドやアシカのように魚やイカを食べていたと考えられている。
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